青森高等学校同窓会

お知らせ

同窓会入会式祝辞(東京同窓会松山会長)

「メッセージ代読」川崎渉外部主任

青森高校卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。そして、宍倉校長をはじめ諸先生の皆様にも、重ねてお祝いを申し上げます。

東京青高同窓会会長を務めております青高27回生の松山正弘と申します。本来であれば、皆さんにお目にかかってご挨拶を述べさせていただくべきところですが、新型コロナウイルスの感染がどのように推移するか予想がつかない状況のために、代読という形となったことをお許しください。

私の高校時代を振り返ってみますと、バスケットボール部に所属し、正月以外は休みがほとんどなく、バスケットボールばかりしていました。しかし、そんな私に対して、先生方は諦めもせずに、追い立てるように勉強を教えていただいた記憶があります。先生方の厳しさがあったからこそ、今の自分があることは間違いありませんので、今更ではありますが母校には感謝しております。

皆さんは、この3年間に青森高校の生徒として、学生の本分である勉強はもちろん、クラブ活動等も頑張ったことにより、これまでの多くの卒業生と同じく、伝統の1ページを立派に飾ることになりました。しかし、そんな高校生活も新型コロナウイルスの感染拡大という事態を受け、この一年は今までにない様々な経験をされたかと思います。

新型コロナウイルスは多くの社会変革をもたらしています。私の勤務先ではテレワーク、WEB会議、時差通勤、体調管理のための検温、手指の消毒の励行等が行なわれ、対面による会議や講演会がほとんどWEBで行なわれるようになっています。学校でも似たような形で行なわれていることと思いますが、これらの変革は必ずしも全てうまく行なわれているわけではなく、多くの問題を抱えています。そんな中で卒業される皆さんは、新型コロナウイルスだけではなく、社会の多くの問題に対して新たな答えを見いだす期待を背負っているのではないでしょうか?高校では最上級生として学校を引っ張っていく立場でしたが、卒業後は引っ張られる立場になると思います。学ぶことがたくさんあって大変であることは間違いありませんが、自分の考えを理論的に説明できるまで思考し、それに新たな知見を加えていけば、また新たな答えを見いだすことが可能だと考えられます。いずれにしても、卒業生の皆さんが新たな変革者として期待されていることは間違いありませんし、失敗してもある程度のことは許される立場ですので、果敢に挑戦してみてください。

次に、東京青高同窓会の活動を簡単にご紹介させていただきます。皆さんの中には、4月から東京近辺に来られる方もおられると思います。

東京青高同窓会は、旧制青森中学校の卒業生が創設した「東京青中会」から始まる歴史を持ち、県外にある同窓会としては、最も多くの同窓生が所属しており、東京またはその周辺に在住する会員で構成されています。

会の目的は、ふるさとの同じ学舎で過ごした同窓との出会いを懐かしみ、喜び、加えて、世代を超えた同窓が互いに刺激しあい、何かを学び、助け合い、人生を豊かなものにすることとしています。

本日、皆さんが入会される青森高校同窓会から独立した組織として、独自の活動を続けているものの、相互に親睦ならびに連携を深めております。

例年、5月に上野の精養軒において350名ほどの卒業生が集う東京青高同窓会総会ならびに懇親会を開催し、その年の春に青森高校を卒業された方を無料でご招待するなど、毎年多くの方が参加しております。

しかしながら、新型コロナウイルス感染対策のため、昨年は中止、今年は5月9日11時からWEB開催となりました。これにより、これまで東京在住の方のみだったのが、全ての卒業生の参加が可能となりました。今年の総会の開催案内、参加申し込み方法等の詳しいことは、東京青高同窓会のホームページに掲載されております。また、東京青高同窓会からみなさんへお配りします卒業記念品に添えられているQRコードからも、東京青高同窓会ホームページや総会の参加申し込みにアクセスできます。WEB総会で多くの方にお会いできることを楽しみにしておりますので、ぜひご参加ください。

結びに、皆さんの未来に幸多かれと祈念し、諸先生方のご労苦に感謝申し上げ、青森高校のご発展を祈念して、祝辞と致します。

令和3年2月28日
東京青高同窓会会長 松山 正弘